「売り言葉に買い言葉の姿勢に問題あった。総裁としておわびしたい」 安倍首相応援演説詳報(産経新聞)

安倍晋三首相は30日、東京都小金井市の小学校で東京都議選(7月2日投開票)の自民党候補の応援演説を行い、加計学園問題などで盛り上がった先の通常国会について「売り言葉に買い言葉の私の姿勢にも問題があった。自由民主党総裁としておわびを申し上げたい」などと述べた。また、野党に転落したときに「新しい自民党をつくる」と決意した原点に戻り、「謙虚、誠実に、丁寧にしっかり、改革には大胆に取り組んで結果を出していきたい」と述べた。演説の詳細は次の通り。

     ◇

 皆さんこんばんは、安倍晋三でございます。本日は大変お忙しい中、またお疲れの中、そして足下も少し悪い中、この会場に足を運んでいただきまして誠にありがとうございます。自由民主党総裁として、まずは厚く御礼申し上げます。

 4年前、この地域においても自民党、久々に都議会の議席を獲得することができました。全体でもわれわれは勝利を得て、そしてその勢いで参議院選挙、「ねじれ」を解消することができたんです。その結果、安定した政治基盤の上に、われわれの政策を前に進めていくことができたんです。経済最優先で取り組んできました。

 その間、中小企業、小規模事業者の倒産件数は3割減りました。これは26年間でもっとも低いレベルになったんです。そして、政治に求められていることは何か。やっぱり仕事がしたいという人にとって、働く場所がある日本を作って、つまり雇用を作っていくことがまずは政治に求められています。

 われわれは政権をとって4年間で185万人雇用をつくりました。一時は「安倍政権は非正規雇用ばっかし作っている」。こんな批判が野党や一部マスコミからありました。確かにそうでありましたが、一昨年、8年ぶりに非正規ではなくて、正規の雇用をマイナスからプラスに増やすことができました。

 8年間、ずっと減ってきた。そして昨年大幅に増えて、なんとみなさん正規雇用が79万人増えたんです。正規が増えていない、こんな批判をしていた前政権時代には、マイナス55万人であった正規雇用が、プラス79万人と劇的に大きく変わりました。

 今年春就職をした高校を卒業し、あるいは大学を卒業して就職した若者の就職率は98%。これはもう、過去最高レベル。ほとんど全ての学生諸君が安心して4月を迎えた。夢を持って、4月を迎えることができたんです。

 そして、賃金も上がりました。4年連続賃上げ率、今世紀に入って最も高い賃上げが4年連続行われました。「これ大企業だけではないのか」。そんな声も聞こえるんですが、そんなことはありません。

 今年、中小企業の皆さんの賃上げ額は初めて大企業の賃上げ額を上回ったんです。最低賃金も大幅に上がって、そして東京では930円を超えた。パートで頑張る皆さんの時給は過去最高となってきました。間違いなくこのように私たちの経済政策の果実は行き渡りつつあります。

 その結果、たとえば非正規、正規という言葉と同時に、かつては「格差」の問題が盛んにいわれていました。相対的貧困率であります。子供の相対的貧困率についても、いろんな議論がありました。

 「安倍政権は格差をひろげている」。こんな、国会で議論がありましたね。皆さん、この格差を表す相対的貧困率の統計は、安倍政権ではまだ、その議論がなされているときは出ていなかったんですよ。出ていなかったにも関わらず、まるで私たちが伸ばしているように言われてきたんですが、やっと安倍政権でこの統計をとった。

 5年ごとに(統計を)とっています。15年前から総務省ではとっている。そして今回とったらですね、なんと統計をとってはじめて相対的貧困率は改善しました。特に、子供の相対的貧困率は2ポイントも下がったんです。

 これはまさに、みんなが仕事につけて、給料も上がってきた結果、今まで貧困ラインの下にいた方々もしっかりと、自分で所得を得ることができるようになったということであります。これは、まだまだ私たちは道半ばだと思っています。

 これからもしっかりとしっかりとこの政策を前に進めてきたいとこう思っています。われわれが進めていく政策においては、まさに中小企業、小規模事業者にしっかりとスポットライトを当てていきたいとこう思っているんです。

 中小企業の皆さんが、なかなか利益が上がらない。従業員の皆さんの給料を上げたいと思ってもうまくいかないんだと。でも、投資をして設備を入れて効率を上げるための税制もあったんですが、これは黒字じゃないと恩恵をかぶることができない。

 黒字の企業というのはだいたい大企業です。そこで私たちは固定資産税を3年間半減する赤字企業の中小企業、小規模事業者の皆さんにも使えるようになった。赤字だからこそやっぱり投資をして、効率をよくして売り上げを増やしていくことをみんな求めているんです。

 だからそれがうまくいかなかったことは、それをできるように新しい仕組みを入れました。今年からは町工場だけではなくて、商店街の皆さんも、サービス業の皆さんも使っていただくことができるようになります。どうかどんどん活用していただきたい、こう思います。

 そして、いよいよ私たちは働き方改革を進めていきます。やっぱり日本人は働き過ぎなんですね。もう、この(会場の)前列におられるわりと先輩のみなさん方、相当一生懸命働いた感じでありますが、これからはやっぱり、なるべく時間的な余裕をもって、家族と過ごす時間を増やしていかなければいけません。

 仕事が終わって帰って、奥さんの顔を見る。あるいはお父さんの顔を見る。あるいはお子さんたちの顔を見ることによって、明日からも頑張っていこうという元気が出てきます。そういう働き方改革をやることによって、生産性が上がっているという、そういう統計も出ています。次の国会に働き方改革を進めていくために必要な法案を出し、そして効率をよくして、さらには皆さんの人生、もっと豊かにしていきたい、こう思っています。

 そして次に大きな目標は、やっぱり日本人は人材です。人材が豊かでこそ、こんなに国土が小さくても、支援がなくても、世界第3位の経済大国になっている。人材への投資をもっとちゃんとやっていきたい。

 これはいくつになっても、今、人生100年といわれていますから、いくつになっても学び直しができる、技術を身につけたり、新しい知識を身につけて、また頑張ることができるという日本にしていきたい、こう思っています。

 私ももう今年で63歳。見た目はもっと若いでしょう皆さん。63歳になるんですよ。人生100年だったらあと37年間ありますから、もう一回なんかやろうかなと思って、学び直しのできるような日本にしていきたいと思っています。

 でも何よりも大切なことは、どんなに貧しい家庭に育っても、専修学校や大学にも行ける。みんなが夢に向かって進んでいくことができる日本にしなければいけません。高等教育もまた、すべての子供たちに開かれたものにしていく。そのために全力を尽くしていきたいと思っています。

 同時に今日は子供たちもいますし、子育て中のお父さん、お母さんもおられます。まさに皆さんを私たちはしっかりと応援をしていきます。幼稚園や保育園の無償化も自民党は進めて参ります。

 国と都とが一緒になって進めていきます。そして同時に仕事をしながら子育てもできるためには、やっぱり保育士がもっと必要です。待機児童ゼロにするために、われわれは頑張ってきた。前政権の2・5倍のスピードで50万人分の保育の受け皿を作ってきましたが、景気が良くなりましたから女性の皆さんも一生懸命今働いている。

 150万人以上が新たに仕事を始めた結果、残念ながら待機児童ゼロにはなっていませんが、必ずこの目標は達成していきます。あと2年間必要でありますが、そのための予算は、私たちはしっかり国として確保します。

 同時に、どこにどの保育所をつくるのか、地域の皆さんにどうやってちゃんと納得をしていただけるか、これはやっぱり都や市がやらなければ結果は出ていきません。

 どこにニーズがあるか、どこにつくればいいかということをしっかりと進めていきたい、こう考えています。そのためにも地に足をつけて、ちゃんと政策のある議員を私たちは必要としているわけであります。

 このようにやるべきことさまざまな政策的な課題があります。

 でも残念ながら、この国会においては、そうした政策論争にはならなかった。これは「売り言葉に買い言葉」。私の姿勢にも問題があった。このように深く、反省をしているところであります。

 同時にまた今、残念ながら本来であれば、この4年間の都政はどうあるべきか、これからの4年間の都政をどうやって進めていくかということが議論にならなければならないところでございますが、色々な報道によって、そうした政策がなかなか届かなくなってしまっている。皆さんも大変悔しい思いをしていると思います。私も自由民主党総裁として、こういう状況に対しておわびを申し上げたいと思います。

 私たちはしっかりと原点に戻らなければならないと思っております。この原点とは何かと言えば、それはあの野党時代に、3年3カ月であります。われわれはなぜ野党に転落をしてしまったのか。あの深刻な反省から私たちは新しい自民党を作っていく、こう決意をしたわけであります。

 失われた自民党への信頼を取り戻す。そして民主党政権時代に失われた政治への信頼を取り戻す。日本を取り戻す。これが私たちの原点でありました。これからもこの原点をしっかりと胸に刻みつけながら、謙虚、誠実に、丁寧にしっかり、そして改革には大胆に取り組んで、結果を出していきたいと思っています。

 皆さん、都政にそして、この都議会議員選挙に求められるものは何か。それは身近な政策であります。どのように暮らしやすい街にしていくのか。子供たちにとって安全な街づくりをどのように進めていくのか。そして子育てしやすい街、環境が素晴らしい街をどうやってつくっていくかということ。

 この議論をしっかりと、建設的な議論を行っていくのがこの都議会議員選挙であるはずであります。私たちはしっかりとその責任感を持って、愚直に政策を訴え続けていきたい、こう思っています。

 この選挙戦においては、古い議会が良いのか、新しい議会が良いのか、こんな議論があります。新しければよいのかというのではありますが、皆さん、24年前、日本新党が誕生し、細川政権ができました。でも結果、政治の混乱と失われた20年につながったのであります。たくさんの、あのときも都議会議員が誕生しましたが、今はもちろん一人も残っていません。

 そして8年前に、あの2009年、新しい議会を作ろうというかけ声とともに鳩山政権が誕生しました。その結果、産業の空洞化が進み、雇用は失われ、失業率は上がった。外交においても日本はその信用を失ったわけであります。

 新しければよいということではありません。もちろん、古ければよいというものでももちろんない。変えなければいけないことはしっかりとやっていく。でも求められるものは何か。それは古い、新しいかではなくて、仕事ができる議会か、できない議会であります。古い議会、新しい議会ではないんです。しっかりと仕事をする議会を作ろうじゃありませんか。

 厳しい選挙です。確かに厳しい選挙。でも、皆さん、今晩も明日1日もあるじゃありませんか。皆さん、4年前も無理だといわれた。無理だといわれたけれども、それをひっくり返すことができたんです。

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