葵わかな 一人カラオケと攻めの女優「修行の身 吸収、挑戦」(スポニチアネックス)

映画「逆光の頃」(7月8日公開)でヒロインを務める、女優の葵わかな(18)。平成29年度後期のNHK連続テレビ小説「わろてんか」の主人公に抜てきされたことでも話題になった。注目の若手女優のプライベートは、アニメに漫画、宝塚観劇が趣味という“人見知りのオタク気質”。朝ドラ撮影で多忙を極める中、空き時間に一人で行くカラオケは一番の息抜きだ。

 息抜きは一人で、基本3時間コースと決めている。「人と一緒に行くと“バラード入れ過ぎかなぁ?”と変に気を使ってしまうけれど、一人だと順番も曲目も気にせず歌えるのでスカッとする。恋人と喧嘩したけど仲直りしたよ、みたいな物語展開のある歌が好き」。

 歌うだけではない。「宝塚歌劇団の実際のレビュー映像が流れる曲もあって、自分が歌わなくても機械が歌ってくれる。それを見ながら一人で盛り上がったり、好きな漫画を持ち込んで読んだり。別の世界に没入することでひと息ついて、またお仕事を頑張ろうという気持ちになれる」。趣味が次のステップへの欠かせない要素になっている。こういう18歳、最近多いようだ。

 「逆光の頃」の撮影では、その趣味が大いに役立った。「実は主演の高杉真宙さんや清水尋也さん、小林啓一監督、さらには音声さんもアニメ・ゲームオタクでした。日本のオタク人口はそこまで多くないはずなのに、一つの現場でのオタク密度が高くて驚いた。“類は友を呼ぶ”を実感しました」。その一体感がキャラクター同士の空気にも伝わり、高杉との幼馴染という設定が互いにしっくりくるものとなった。芸ではなく、“趣味が身を助く”という撮影現場だった。

 弱冠18歳だが、臆することなく、一歩前への姿勢も忘れていない。小林監督は、指先の動き一つにもこだわる独特の演出スタイルを持つ。「監督のイメージに沿いながらも、葵わかなが演じた意味をどう出すべきかを考えた。受け身になりたくない!負けたくない!という気持ちで、イメージの枠からはみ出さないギリギリのラインを攻めました。その挑戦に監督も反応してくれて、次第に何がOKなのかわかるようになった」。きわどいせめぎ合いから生まれた産物。それは経験したものでないとわからない。1シーン撮影のために丸1日かけるなど、驚きは尽きなかったが、なかなか体得できない貴重な時間になった。

 こだわりの映画1本を完投することによって感じたことは、女優という職業の大きな可能性。「(「逆光の頃」は)自分が思っていた演技という概念を思い切り壊してくれて、自分の考えを別の角度から見ることの面白さを教えてくれた。もっと演技について勉強したい、もっと自由でいいのかもと思わされた」。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする