金田法相「いずれも極めて残忍な事件」 2人の死刑執行 女性経営者4人連続殺人の119号事件、岡山の元同僚殺害(産経新聞)

法務省は13日、平成3~4年にスナックの女性経営者ら4人が殺害されるなどした警察庁指定119号事件の西川正勝死刑囚(61)=大阪拘置所=と、23年に元同僚の女性を殺害した住田紘一死刑囚(34)=広島拘置所=の死刑を同日午前、執行したと発表した。

 金田勝年法相は13日午後、会見で「いずれの事件も、誠に身勝手な理由から被害者の尊い人命を奪うなどして極めて残忍。被害者や遺族にとって無念この上ない事件だ」と指摘。「慎重な検討を踏まえたうえで死刑執行命令を発した」と述べた。

 死刑執行は昨年11月以来で、昨年8月に金田法相が就任してから計3人目。第2次安倍政権下で死刑が執行されたのは計19人となった。法務省によると、未執行の確定死刑囚は、刑の執行が停止された袴田巌さん(81)を除き124人となった。うち91人が再審請求中。

 西川死刑囚は3年12月、兵庫県姫路市、松江市、京都市でスナックの女性経営者ら計4人を殺害して売上金を奪うなどした。1、2審とも死刑判決を受け、「死刑は重すぎる」などと主張して上告したが、最高裁は17年6月に上告を棄却し、死刑が確定した。関係者によると、西川死刑囚は再審請求中だった。

 住田死刑囚は23年9月、岡山市の勤務先の倉庫で、同僚の女性=当時(27)=から現金を奪い、性的暴行を加えてナイフで殺害。遺体を切断し大阪市内に遺棄した。住田死刑囚には前科がなく、殺害された被害者は1人だったが、1審の裁判員は「性的被害を伴っており結果は重大だ」として死刑を言い渡した。弁護人が即日控訴したが、住田死刑囚は自ら控訴を取り下げ、25年3月に死刑が確定した。

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