迷走、ノロノロに予測技術の限界 台風5号は手強かった!今シーズンの台風どうなる?(産経新聞)

6日間にわたって日本列島を縦断し、死者2人の被害を出した台風5号は9日午前3時、温帯低気圧となり台風としての寿命を終えた。気象庁によると、台風の発生から消滅までの平均期間5・3日に対し、5号は3倍以上の18・75日で、統計のある昭和26年以降で史上3位となった。太平洋上を“迷走”し、気象庁職員も「予報官泣かせ」と認める手ごわい相手だった台風5号の全貌は? そして、今シーズンの台風は引き続き異例づくしになるのか。見通しを探ってみた。(社会部 市岡豊大)

 ■珍しい迷走

 「どちらに台風5号が向かうのか非常に悩ましかった。気象庁の数値予報モデルでも結論が分かれ、結局は予報円を大きく描くしかなかった。ここまで難しいケースは珍しい」

 気象庁アジア太平洋気象防災センターの室井ちあし室長はそう振り返る。

 同庁によると、台風5号は7月21日午前9時、小笠原近海で熱帯低気圧から発達した。日本列島に上陸する台風の通常ルートは、フィリピン海沖で発生し、太平洋高気圧の縁を時計回りに回る気流に乗って沖縄周辺へ向かった後、上空の偏西風に流されて列島を一気に横断するというものだ。

 しかし、台風5号が発生した時期、太平洋高気圧は平年より北寄りで勢力が弱く、台風を押し流す気流が弱かった。さらに、同時期に発生した台風6号と互いに引き合う力が働いて動きが複雑化。台風5号は東向きに逆行して楕円(だえん)を描き、さらにフィリピン沖へ南下。8月1日に入ったところで北向きに列島を目指し始めた。

 この間、台風5号が通過した海域は海面水温が平年より1、2度高く、大気中に通常より多くの水蒸気が含まれていた。太平洋上を迷走するうちに勢力は衰えるどころか蓄えられ、一時は中心気圧930ヘクトパスカル、最大瞬間風速70メートルという「非常に強い」勢力まで強まった。

 ■上陸後もノロノロ

 「九州上陸の見通し」「四国上陸の恐れ」…。列島接近後も時速20キロに満たない遅さに、気象庁の進路予報は翻弄された。当初は九州に上陸、縦断する進路とみられたが、台風5号は予報円のギリギリ東側の端を進んで上陸せず。さらに四国上陸の予想も当たらず、結局、進んだのは近畿地方だった。

 上陸後の台風は通常40、50キロ程度で進むとされる。だが、今回は偏西風が平年より北寄りだった上、東日本上空には台風の動きを阻む要因となる「気圧の尾根」が存在していた。結果、台風を押し流す気流が列島付近で脆弱(ぜいじゃく)だったことが時速20キロというスピードの要因となった。

 さらに台風にとって行く手を遮る存在があった。長野県周辺に高くそびえ立つ飛騨、木曽、赤石の3つの山脈「日本アルプス」だ。雲の底の高さよりも高い3千メートル級の山々が台風の「壁」となり、台風5号はさらに北側へ進路を変更した。

 「これが現在の予測技術の限界。スーパーコンピューターを使用したシミュレーションが出した『70%の確率で台風が存在する』予報円の内側にあれば、予想の範囲内と言える」と室井室長は説明する。過去にも山脈にぶつかった台風が進路を変えた例があり、分裂することもあったという。

 ■今後どうなる?

 台風の動きに大きな影響を与える偏西風や太平洋高気圧が列島付近にない現在の状況が続けば、5号のようなノロノロでなかなか消えない台風が再来するのではないか。室井室長は「次の台風が来たときに同じような環境だった場合には、同じタイプの台風になる可能性が高い」という。

 ただ、現在のところ、次の台風は列島付近に存在してない。また、偏西風は今後、数日かけて平年通りの東北地方付近まで南下する見込み。太平洋高気圧は弱いままだが、今後1週間ほどで沖縄付近で徐々に強まる兆しがあるという。

こういうときはひとまず、
本当に実践した体験者の
口コミを参考にしたいですよね。

わたしが気になっているのはコレ・・・

【賛否両論】意見がいろいろあるのも分かるけど

ちゃんと判断したいので
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効果はもちろんだけど、
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すぐに返事があってイイみたい。

サポートが【親切】って
購入者の多くが言ってるみたいだね。

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