夏の長雨にプール閑古鳥、ナシなど農産物に影響(産経新聞)

梅雨明け後も続く雨に低い気温。8月に入って東日本の太平洋側を中心に続く「夏らしくない夏」は、レジャーやイベントの客足、農作物の生育など各方面に影響しており、関係者は口々に「早く天気が戻ってほしい」とため息を漏らす。

 東京都練馬区の遊園地「としまえん」のプールも、営業が始まった7月からの累計来場者数は、昨年比で22%減に落ち込んでいる。例年はお盆の時期に一日1万人超の客足があるが、今年は平均5千人といい、担当者は「プールがすかすかに感じる」と漏らす。

 雨模様の中、16日に来園した横浜市港北区のアルバイト、吉田昴平さん(23)は「知人と3人で来たが、1人は寒くてロッカー室に引き上げてしまった」と話した。

 肌寒い日が続く仙台市では、6日から3日間開催された仙台七夕まつりの期間を雨が直撃。来場者数は昨年より50万人少ない178万6千人となった。

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 日照不足により、流通量が減った農産物も出ている。都内の青果卸大手によると、16日までの1週間でキュウリ、ネギの卸売価格が約6割上昇。トマトの卸値も上がってきたという。

 旬を迎えたナシの栽培面積、収穫量ともに全国1位の千葉県では、8月下旬から人気品種「豊水」の収穫が始まるが、成長期に悪天候が続いたため、実の一部がうまく成熟せず、水っぽくなる心配があるという。

 主力品種「幸水」はお盆明けが収穫のピークだが、生産者から「色付きが遅く果実を収穫できない」といった声も寄せられ、船橋市は「今後の天気が気がかりだ」と話している。

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