野党共闘、行方知れず 選挙区競合200超・反発議員離党…民進代表選が左右(産経新聞)

■前原氏…共産と水と油■枝野氏…連携に前向き

 次期衆院選の野党共闘の行方は、民進党代表選(21日告示、9月1日開票)の結果にも左右されそうだ。立候補する前原誠司元外相はかつて共産党を「シロアリ」と呼び、民共の選挙協力に否定的な連合との関係が良好だ。対する枝野幸男元官房長官は昨年の参院選で党幹事長として民共に自由、社民を加えた4野党の候補者調整を主導した。民進党内では民共連携を嫌い離党を模索する動きも続き、方向性は定まらない。

 4野党は6月の党首会談で「4野党が協力して候補者調整を行い、一致したところを順次発表する」と踏み込んだ合意をした。ところが7月、共闘を進めた民進党の蓮舫代表が辞任を表明し、混迷が広がった。

 前原氏は改憲論者で、「護憲政党」の共産党と水と油の関係だ。昨年の衆院北海道5区補選で共産党の小池晃書記局長と一緒に応援演説を行ったが、7日の記者会見では「政策、理念が一致しない政党との協力は野合でしかない」と明言した。共産党を嫌う連合の神津里季生(りきお)会長とも近い。

 一方、枝野氏は「自民党の議席を1議席でも減らすとの目的を見据えれば、答えはおのずから出る」と強調し、野党共闘に前向きだ。ただ、野党4党の候補予定者は全289選挙区のうち、すでに200以上の選挙区で競合。共闘に合意した場合も調整は難航必至だ。

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